【第86話】初めての出会い

先週のある日の事。
伊達家実装がされ早2ヶ月、ここ最近の私といえば
秘宝探しやおしゃれ撮影など日々忙しい毎日を送っていた。
(そういえば今週の公式サイトまだ見ていなかった・・・)
ふと公式サイトの更新情報に目をやってみることにした。
私は更新情報を見て驚いた。
<不具合修正>
・《仙台》で一部のNPCに話しかけられなかった
【芭蕉】
そう。
伊達家実装初日より仙台城下町の柵の外を歩いて
全く話しかけることができないNPC。それこそが【芭蕉】だった。
(ついに彼に会える!!)
私はすぐさま早馬に跨り仙台城下へ向かった。
仙台城下町は一面雪で覆われ、朝になると太陽との光で
まばゆい白色のコントラストがとてもきれいな所である。
私は芭蕉を最後に見かけた柵の付近を探索した。
しかし、芭蕉の姿はどこにも見当たらない。
城下町全体を探索しても芭蕉の姿は見当たらない。
途方にくれる私。時間だけが無情に過ぎていく。
段々と日が沈み、空が薄暗くなってきた。
(もう夕方のようですね、一体、彼はどこに・・・)
夕刻を告げる寺の鐘の音・・・
その時!!
仙台城の外堀の上に芭蕉が表れたのであった。
どうやら芭蕉は夜限定POPのようである。
私は一心不乱に芭蕉の元へと駆け寄った。
ついに芭蕉との初対面。
芭蕉に話しかける事が出来ないままの約2カ月の過ぎし日。
ふたりの間にはもはや言葉はいらない 心で通じ合っていた。

しばしの沈黙が続いた。
そして、ついに
私「あ、あの・・・私、」
すると彼は私の言葉にかぶせるように小さな声でこう言った。

私「えっ!?」
そして、

すると彼は袋に入れていた物をそっと私に手渡した。

伊達巻【食料】。彼が伊達家実装の日より私に渡したかったようである。
私「芭蕉さん、これを私に?」
彼は小さく頷いた。
(これを渡したかったのに2カ月も柵に閉じ込められて・・・)
彼から渡された少し形がくずれた伊達巻を右手に握りしめ
それを見つめると私の目から涙が溢れていた。
私「ば、芭蕉さん・・・こ、こ・・・・・

私の渾身の叫び声がこだまするっ!伊達家だから伊達巻。
長い間待たされた結果がこれとは思いもよらなかった。
その場に倒れる芭蕉・・・
そして、私は仙台を後にし秘宝探しに陸奥へと消えていった。
私と芭蕉との初めての出会い
そして、永遠の別れとなった・・・
【おちまい】
ではまた次回!(*´・ω・)ノシ
ご来店ありがとうございました
追記:鯖さん本当に!!申し訳ありませんっ!!
一度でいいから【PANPIECE】ぽく書いてみたかったのです…
【PANPIECE】再開待ってまーす
修正:伊達巻は戦国絵巻【名物】に表示されました
こちらの確認不足で申し訳ありませんでした
伊達巻はこの後おいしくいただきました。

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